肉親でも見放してしまう、私の気持ち

私の母は、数年前から更年期で情緒不安定な日が来ることが度々ありました。父はトイレリフォームで市原で仕事して忙しくしているので、構っていません。機嫌の悪い日は急に怒り出したり泣いたりと、こちらが声をかけても何も聞かずに興奮することが何度もありました。ある時は旅行先で、些細なことがきっかけで急に「帰る」と言い出しタクシーに乗り、その日だけ行方不明になったことがありました。家族みんなで知らない土地を一日中探し回って、結局母とは帰る日に空港で合流しましたが、その後も何日か家族の誰とも口を利きませんでした。そんな母は、以前から更年期になってからよく口にする言葉があります。それが「死んでやる」です。喧嘩すると必ず、「お母さんのことをいらないと思っているんでしょ。誰もわからない所で死んでやる。」という言葉をよく宣言していました。母は一年前に子宮癌の疑いがあるということで、検査を受けています。手術するかしないかの微妙な現状で、病院嫌いな母は毎回辛そうにしています。今更になって「手術が怖い。死ぬのが怖い。」と言い始めているのです。人としてとても最低なことを考えてしまったのかもしれませんが、あれほど周りに死ぬと宣言して迷惑をかけてきたのに、いざその時が近くなったら怖いと言い始める母が許せません。「自分で死ぬと言っていたんだから、本望ではないのか。」とひどいことを思ったことがあります。自分の気持ちは姉妹にだけ話したことがありますが、「その気持ちはわかるが、それは心に留めておきなさい。」と言われました。心の奥にそんな気持ちを抱えている私は、冷たい部分があるのだなと感じてしまいました。

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